数年前に住宅ローンにてマイホームを購入しようとしたのですが、会社の業績が悪化して給与が下がって賞与も支給されなくなり、支払いが出来なくなってやむなく自己破産を行う事になりました。家を失ったものの借金は無くなり、今は質素な生活を送っています。家を欲しいという気持ちはまだありますし、最近になってようやく業績が回復して給与にも反映されるようになりましたが、それでお聞きしたい事があります。
住宅ローンが払えずに結果的にブラックリストになってしまった場合、いつになったらその記録が消えるんでしょうか？自己破産をしてしまったら当然記録にも残りますし、それが原因でしばらく借りられないというのは百も承知です。ただ、先ほども書いたように給料もまた良くなってきたし、そしていつかは住宅ローンにも再チャレンジしたいと考えております。そうなると、いつくらいにはまたローンを組んだりできるようになりますか？
今度こそ住宅ローンを支払っていき、家を自分の物にしたいです。お答えをよろしくお願いいたします。
自己破産の場合は１０年程度は難しいです
住宅ローンは家賃よりもお得…と色んなところで宣伝されていますが、ローン以外でも持ち家があれば税金も発生しますので、簡単に支払えずに泣く泣く手放すという方は多いようです。特に、景気が良い時に購入して不況になってから払えなくなるというパターンが非常に増えてきました。
その結果としてブラックリストになってしまい、融資を受けられなくなる…問題はこれがどれだけ続くかですよね。まず普通に返済遅れはしたものの破産せずに返せたという場合、５年程度は借りられないと言われています。実はブラックリストであっても最終的には金融業者の判断次第でお金を融資できるのですが、払えない可能性が高い人間に貸す業者はほぼ居ません。ゆえに、返済に遅れたという事実がここで重くのしかかってしまうという事になります。
そして、自己破産を行ってブラックリストになってしまうと、１０年は借りられません。自己破産というのはあらゆる融資の支払いを無くしてくれますが、その分ペナルティも非常に大きいのは、実行された質問者さんならご理解していると思います。その大きなペナルティの一つがこの借りられない期間であり、これを過ぎていない場合は諦めも必要になってきます。
自己破産をしてから、どれくらいの時間が経過していますか？１０年経過していれば希望はありますが、経過していない場合はもう少し時間をおいて、その間に貯金して頭金を使った確実な住宅ローンを組めるようにしておくと良いでしょう。
ブラックの情報が消えるまで住宅ローンは借りられない
キャッシングなどでブラックになると、しばらくは住宅ローンを組むことはできなくなります。他の融資を受けることもできなくなりますから、そうならないように気をつけて借入をしなければなりません。では、具体的にはどのようになるとブラックになるのでしょうか。
まず、返済遅延を行った場合にはブラックと見なされます。何ヶ月間か遅延が続いて返済をしない状態が続いたり、あるいは短期間の遅延であっても何度も起こった場合に見なされることになるのです。登録する金融機関にある程度の自由が任されていますから、遅延する期間や回数などにはばらつきがありますが、期間についてはおおむね3ヶ月程度です。
債務整理の手続きを行ったことも記録され、これによってブラックと見なされるのが一般的です。債務整理とは自己破産や個人再生などで、簡単に言うと借りたものを返さずに、返さなくて良い手続きをとったと言うことです。債務整理をしなかった場合であっても、借りたまま返済せずにそのままになっていれば5年間は情報が登録されます。
これらの情報があれば、新たに借り入れをすることはできません。それぞれの情報ごとに情報が消える期間が異なりますから、その期間が過ぎないと新たに借り入れをすることはできないと考えておきましょう。ですから、借りることができるまでにかなりの時間がかかるものです。5年から10年というのが相場ですから、その間はローンを組んで住宅を購入することはできないということになります。
自分がブラックかどうかと言うのは、信用情報を見てみなければ分かりません。もしも心配であれば本人開示の制度を利用するのは良い方法だと言えるでしょう。本人開示制度は信用情報機関が設けています。手数料がかかりますが、高額ではありませんから利用してみる価値はあるでしょう。ただし、本人開示制度では開示される情報が制限されていることもあり、見ることのできないものもあるのです。
